【映画】引っ越し大名ほか感想だね

[引っ越し大名]TV放送
「良く出来てるけど好きじゃない」、の映画。
今の邦画がこういうお財布事情みたいな視点からの時代劇の鉱脈を見つけて上手く作ってる事自体はすごく良いと思う。
知の主人公、武の親友という感じで物語で常に少しトリッキーな立ち回りをするバーサーカー高橋一生がこの映画の面白さを下支えしていて、終盤の刺客襲撃でノリノリに大暴れして御手杵を振り回す場面はこの映画のピークの一つでゲラゲラ笑った。
何が好きじゃないポイントなのかというと映画の出来不出来ではなくただただ断捨離する映画が好きじゃないんですね。
物を捨てる痛み!!
俺も捨てる!お前も捨てろ!
という物語に「ヤダーーーーー!!」となる。
そんな感じです。
理屈じゃない。
今でもカールじいさんの終盤に納得いってません。
あとですね、女性が「家政は女が強い」という都合のよいほぼ紅一点のヒロインのみで最後の登城シーンとか大量の男性のみが画面いっぱいに現れて感動的に終わったの現代日本の抱える問題そのまま引き写しでゾッとしてしまった。
時代劇だから仕方ないとかってことはないよ。
この場面以外で女性をどれだけ画面に映すかという部分でも当時の風俗を描写する中で女性への興味のなさは現れてるので。
まあここら辺邦画は雇う人やセットを減らしたかったとかお金のなさも影響してるのかもですが、その場合お金がなくて切り捨てられてるのが女性の風俗描写や演者さんということなので…。
そもそもの引っ越しの原因が男色家同士の痴情のもつれのような部分から始まるので、何もかもが男性社会で回ってる映画である自覚はあるのかもしれないです。
叩き台の原作の意図はわかりませんが画面いっぱいに男性しかいない視覚的なことは意識していないかもですね。

[プロヴァンスの休日]TV放送
とてもコテコテな田舎の頑固じいちゃんと跳ねっ返り思春期孫たちのひと夏の交流映画。
緩く見たので緩い感想ですが全体的にはかなりコテコテ(挿入歌のチョイスもコテコテ)。
なんだけどじいちゃんが孫娘に嫌悪される原因である自分のアル中と向き合うことを決めて、先に信頼関係を築いた孫息子に「助けてくれ」と正面から治療に寄り添って欲しいことを告げるのがきちんと弱みを見せる描写で良かったですね。
その後孫娘を助けに行く展開がまたコテコテで和解が力技だったのは苦笑い。
あとストーリー全体はお約束的でも末の幼い孫がごく当たり前に聴覚障害でそれを特に物語の仕掛けとかにしてないのもバリエーションで良かった。
本来言及する必要すらない自然なことだと思うけどちょうど未だに意味を問いたがる人の声を旧ツイッターで見たので補足で書いた。
物語の面白さってこういう雛形からのバリエーションの積み重ねだと思う。
何年も前の映画だけどジャンレノもうじいちゃん役をする歳なんだなと思った。

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